またまた、以前のツーリングの記録から。

2012年秋、3連休の初日。
Y氏とのツーリングも、これが4回目になる。
前の3回は、どれも僕が行き先を決め、案内役みたいな形だったので、今回はY氏におまかせすることにした。


行き先は、岡山方面。
目的地を高梁・吹屋とし、これにブルーライン絡めるというもの。
僕にとってはどこも初めてのところで、楽しみだ。
5時に出発し、待ち合わせは第二神明の明石SA、6時。
少し肌寒い中、Y氏の先導で、加古川バイパスから姫路バイパス、R2と走り、岡山ブルーラインへ。
ブルーラインの入り口には、海産物の店があり、Y氏も「おすすめ」とのことだが、残念ながらまだ開店前だ。
ブルーラインに入ってすぐ、大きな橋を渡る。
この橋自体もきれいだし、橋からの眺め…、瀬戸内の入江を船が行き交う景色も絵になる。
「ブルーライン」というネーミングからの期待が裏切られることはない。
ワインディングの走りを楽しむこと10数分、道の駅からの展望も爽快だ。
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岡山市内の渋滞を抜け、吉備津彦・吉備津の両神社に参拝する。
ここは、延々と続く、木の回廊が圧巻だ。
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門前の土産物屋で、お土産に吉備団子を買った。
ここからは、R180を走り、高梁へ。
途中、地元野菜や土産物を売る店があり、休憩に入ると、「山賊焼」と称する旨そうな鳥ももを焼いているが、残念ながらまだ準備中だ。
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ほどなく着いた高梁は、山あいの風情のある町並みだ。
備中松山城へ。
最近、「雲海に浮かぶ天空の城」として和田山城の人気が急上昇中だが、ここも同様の山城である。
ちょうど「お城祭り」を開催中とのことで、たいへんな賑わいだ。
山麓の駐車場から先の道は一般車両は通行止めで、シャトルバスに乗り換えるようになっている。
バスの終点からお城までの山道もけっこうハードなものだったが、お城好きにはたまらない名城と言えるだろう。
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山から降りると、もうそろそろ昼食時になる。
少し戻って、先程の山賊焼きを食べることにした。
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午後からは、最後の目的地、吹屋に向かう。
事前に地図を見て、さらにナビを見ながら山道を走るが、なかなか着かない。
どうも様子がおかしい。
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このあたりの道、ナビにあまり載っていないようで、かなり遠回りして迷いながら、ようやく到着した。
吹屋は、見所が一帯の何ヵ所かに散在している。
まず最初に行った「広兼邸」で周遊券を買い、各ポイントを回ることになる。
ここ「広兼邸」は、横溝正史の映画「八ツ墓村」のロケにも使われたということだが、なるほど、はじめて来るところなのに、見覚えがある。
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2番目に行った銅坑では、入り口でドカヘルを渡される。
普段からヘルメットを被り慣れた我々でもこれは面倒…だが、Y氏、なんだかノリノリである。
普段会社で仕事上は、厳格で気難しいと評判のY氏も、こういったプライベートな場面では、ご覧の通り。
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会社のみんな…特にY氏の部下たちには、一度、見せてあげたいものである。
この後、ベンガラ工場、町並み保存地域と回る。
吹屋の町並みは、綺麗に管理・保存されており、蔵や商家の見学や土産物屋など、観光地としても楽しい。
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午後も遅くなってきたころ、空模様が怪しくなってきて、吹屋から中国新見ICまでの山道を急ぐなか、とうとう小雨がパラつきだした。
新見からは中国道をひた走り、勝央SAで一休み。
日も暮れかかった頃、福崎JCTで、Y氏は播但道姫路方面へ、私はそのまま中国道へと、軽くクラクションで合図しての別れとなった。

後日談。
このツーリングからおよそ半年後、翌年の春。
暖かくなってきたので、久々にツーリングに誘ってみたところ、「883、手放しました。」という返事。
なんと、急遽、海外に転勤が決まったとのこと。
「向こうにいる間、ハーレー貯金します。帰ってきたら、またハーレー買いますから、また行きましょう!」
「はい。楽しみに待ってっます!」
Y氏とのツーリングは、当分おあずけとなった。


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